明光義塾 VS 他塾 > 他塾との違い

西日本新聞

公正取引委員会は26日、福岡県内12カ所で進学塾「ena‐TOPn」(エナトップエヌ)を展開する「受験Vアカデミー」(福岡市、肥川正嗣社長)に対し、広告に掲載した生徒の高校合格実績が消費者に誤解を与えるとして、景品表示法違反(優良誤認)の疑いで排除命令を出した。学習塾に対する公取委の排除命令は全国初。

公取委によると、同社は2005年12月に配布した折り込みチラシに「修猷館、筑紫丘、福岡 トップ校95人」と記載したが、3校の実際の合格者は52人だった。また、筑紫、春日など福岡県内の7高校の校名を挙げ「上位校387人」と記載した分も、7校の実際の合格者は167人だった。

同社は公取委に「トップ校の95人は伝習館や東筑など福岡県内の12校に合格した生徒総数だが、チラシには1例として3校のみ掲載した」と釈明。「上位校」の387人も、22校の合格者数だったとしている。小田清訓常務は「広告の確認ミスで故意ではなかった。結果として誤解を招き、深くおわびする」と話した。

同社は1983年設立。福岡都市圏で12教室を開設。生徒数は小中高生約2000人。九州・沖縄で個別指導塾「明光義塾」を運営する明光Vコーポレーション(福岡市)のグループ会社で、肥川社長は明光V社の社長。

公取委は排除命令の理由を「少子化で塾間の競争が激化する中、受験シーズンに実際の合格実績と大幅に離れた数字を示し、消費者への影響が大きい」と説明した。
=2007/01/27付 西日本新聞朝刊=

公取排除命令全文(PDF)

明光義塾の経営形態は、明光ネットワークジャパンが運営する直営教室、地域のフランチャイズ(FC)オーナーが運営するFC教室の2種類に分かれ全国展開しているわけですが、そのうち、山口県と九州・沖縄地域については、上記新聞で問題になった明光Vコーポレーションという会社がエリアフランチャイジーとして運営を行っています。

株式会社明光Vコーポレーションは、以下のいくつかの教育関連の事業を展開しています。
明光義塾(九州本部・直営教室 45教室)
ena-TOPn(小学・中学・高校・大学受験部12教室)
シェーン英会話&留学
Vナーサリー(幼児教育)
V?net(教育・生活支援事業部)
日本ソフィアライフ(介護・福祉、生活支援事業部)
学校法人肥川学園(介護・福祉関連の人材育成)
イージア(IT事業部)

このうち、小学・中学・高校・大学受験を指導する「ena-TOPn」が今回水増し発表をしたようです。内容を見るとかなり悪質なようです。塾業界には常にこの水増し合格が行われているのが現状ですが、「ena-TOPn」のは特に悪質として摘発されたようです。

こうなると、今、明光Vコーポレーションで発表されている以下の合格実績もかなり怪しいと判定せざるをえません。

明光VコーポレーションがHPで公表している合格実績

明光義塾・ena-TOPn合格実績 (主要大学) 
(国・公立大) 東京大、京都大、一橋大、大阪大、お茶の水女子大、
東京外語大、名古屋大、神戸大、九州大、筑波大、東北大、横浜国立大、東京都立大、奈良女子大、金沢大、横浜市立大、広島大、岡山大、鹿児島大、 熊本大、長崎大、山口大、北九州大、福岡女子大、他多数

(私 立 大) 早稲田大、慶應義塾大、国際基督教大、上智大、同志社大、中央大、津田塾大、東京理科大、東京女子大、青山学院大、明治大、立教大、関西学院大、学習院大、南山大、神戸女学院、独協大、立命館大、日本女子大、関西大、聖心女子大、法政大、西南学院大、福岡大、他多数

明光義塾・ena-TOPn合格実績 (主要高校)
(全国難関私学) 開成、武蔵、ラ・サール、桐蔭、明大中野、成城、
中大、桐朋、久留米附設、国際基督教、 早稲田、早稲田実業、早大学院、早大本庄、青山学院、慶應志木、慶應女子、慶應日吉、他多数
(県内主要高校) 修猷館、福岡、筑紫丘、城南、筑紫、宗像、新宮、
福岡中央、春日、香住ヶ丘、泰西、西南学院、福大大濠、筑紫女学園、福岡西南、福岡雙葉、福岡女学院、中村女子、中村三陽、東福岡、博多女子、他多数

明光義塾・ena-TOPn合格実績 (主要中学)
(全国難関私学) 灘、開成、麻布、ラ・サール、桜蔭、慶應普通部、
青山学院、女子学院、雙葉、フェリス女学院、暁星、白百合学園、巣鴨、海成、浅野、久留米附設、大阪星光、聖光学院、愛光、晃華学園、明大明治、桐蔭、 他多数

(九州地区主要中学) 長崎青雲、弘学館、明治学園、東明館、泰星、
西南学院、福大大濠、東福岡自彊館、中村三陽、 筑紫女学園、福岡雙葉、福岡女学院、中村女子、博多女子、筑陽学園、東和大付属、
沖学園隆徳館、福教大付属、他多数

また、以下は同じくHPで公表されている明光Vコーポレーションの肥川社長の一問一答です。参考までに掲載しておきます。


 明光Vコーポレーションの始まりは、今から約30年前に開校した集団指導型の学習塾です。この30年間で塾の指導形態は「集団」指導から「個別」指導主流に移り変わり、また国際化が進むにつれ、幼児期から英語教育が求められるようになりました。これらのニーズに応え、事業化したものが、現在展開している「集団指導塾」「個別指導塾」「英会話教室」「幼児教育」です。また、教室で学び巣立っていった生徒は、これまでで7万人を超えますが、彼らからは卒業後もさまざまな相談を受けます。無事志望校に合格しても、数年後には大学受験、資格取得そして就職など、あらゆる問題に突き当たっているのです。さらに彼らの家族に目を向けてみると、介護問題などに直面している、それが今の時代の現実です。

このような生徒・保護者のニーズに細やかに応えられる組織を目指し、システムを企業化してできたのが我が社なのです。
 
起業以来、常に未来を見つめ、『人生支援企業』を目標にしてきましたが、現在では、「教育」と「医療」支援を柱に、人生を豊かに生きるためのお手伝いをし、さまざまな人生シーンで社会に貢献しています。
 
実は、肥川家は、1200年前から「教育」と「医療」に携わってきた家系なのです。肥川家の祖先には、少年時代の空海上人に教えを授けた歴史学者・味酒浄成、学問の神様・菅原道真公の高弟であり太宰府天満宮を興した味酒安行、シーボルトのもとで学び疫病と闘った肥川養琢、そして黒田藩の御殿医として広く医療の充実に努めた鷹取養巴がいます。くしくも私が「教育」と「医療」を柱とした『人生支援企業』として事業展開しているのは、その根底に肥川家の長い歴史と伝統が息づいているからと言えるでしょう。

「学習支援」から「生活支援」へ、そして最終目標である『人生支援』が可能な企業へと脱皮を続けることが事業ビジョンです。社内ではそれを『V-net(ブイネット)構想』と呼んでいます。
 
我が社には、2つの核事業があります。その一つ『エナ・トップエヌ』は、7年連続全員合格を果たした「中学受験部」、独自のカリキュラムとコンピューターシステムによる「高校受験部」、2006年受験で京大医学部合格者2名を出した「大学受験部」の3部門をそろえています。もう一つの『個別指導 明光義塾』は、幅広い学年と学力層を対象に一人ひとりの弱点を的確に分析し克服させる日本最大の個別指導塾です。
 
この2つの事業に加え、2004年、子どもからビジネスマンまで目的別の多彩なコースで国際社会に通用する英語力を養う『シェーン英会話&留学』、そして、2005年には心の育成と有名小学校受験をサポートする幼児教室『Vナーサリー』を開校しました。
 
「シェーン英会話」は、ネイティブスピーカーによる英会話学校で、英国王室紋章院より「紋章」を授与されるなど、信頼のおける英会話学校です。我が社はその九州本部としてまず、福岡市内に5校を開校しました。今後は、直営教室だけでなく、フランチャイズ展開で教室を増やしていく予定です。
 
「Vナーサリー」は、今の子どもたちに不足がちな読み書きや五感を育む幼児英才教育で、現在、福岡市内に5教室を開校。エナ・トップエヌとの連携により、幼児教育から大学受験まで、理想的な一貫教育システムが完成しました。
 
これらの教室は、九州・沖縄・山口エリアに合計260箇所以上を数えます。生徒数2万名、卒業生7万名、このフェイスツーフェイスで作られた強大なネットワークは、今後、我が社の事業展開において大きな武器となるでしょう。
 
また、教育現場の環境改善とツールの開発を目的に、『株式会社イージア』を設立しました。イージアが開発した「インターネットを介して配信するTOEIC学習システム」は、豊富なコンテンツとアイデアが注目され、現在、立命館大学や熊本大学など多くの有名大学で導入されています。そのほか、教材データベースや管理システム、社内業務推進など、革新的なツールを開発しています。
 
そして、我が社の「医療」の柱を担うのが、100病院と在宅ケア50施設と契約し介護サービスの提供を行っている『日本ソフィアライフ』です。1995年の日本ソフィアライフの設立を皮切りに、我が社では地域や業種を越えた本格的な「人生支援」事業の展開が始まったのです。
 
現在、我が社のヒューマンネットを礎とし、新たに取り組んでいるのは、「リクルート事業」です。我が社が抱える260超の教室には、講師としてキャリアを積んだ優秀な学生がたくさんいます。その彼らを国内外の教育機関や企業へ就職を斡旋することにより、新しいマーケットを創造し、地域社会に貢献に努めたいと考えています。また、九州・沖縄・山口の大学との提携も視野に入れており、大学生に対して就職活動のコンサルティングを行うなど、就職支援事業の開発にも取り組む予定です。
 
このように、「人生支援企業」として確固たる地位を築くため、新たな事業を絶え間なく開発し続けている我が社ですが、その成長はもはや国内だけにとどまりません。2005年夏、核事業の教育事業を拡大するための「海外進出」を開始しました。日本で成功した学習システム「個別指導」とITを融合させた学習システムを世界各国に広めるために、まず香港へ「V?ZEMI」を開校したのです。現在、香港在住の日本人の子どもたちを対象に指導を行っています。今後はさらに台湾、上海などでの開校を予定しており、将来的には全世界へこの学習システムは広がっていくでしょう。
『V-net構想』は決して尽きることはありません。そのため「あれもできるぞ、こんな事業展開もあるな」とあなた自身の人生の夢を重ね合わせることができるのも、我が社の魅力なのです。

明光義塾の授業は「自分で考える力を育てる個別指導」を目指しています。個別指導というと、丁寧に目が行き届くというイメージが強いのですが、それは裏返せば、個別だからこそ、先生に大きく寄りかかったものになってしまう可能性も高いものです。

その中でどう自学自習の習慣を確立させるかというのが個別指導の利用のポイントになります。

明光義塾の授業の流れを見てみましょう。

1、まずは宿題のチェックと前回の授業内容の定着度を確認。場合によってはもう一度、同じ内容を学習します。
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2、その日の授業のポイントを講師と確認します。「今日は一次関数のグラフの書き方を覚えよう!」というように具体的に確認します。
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3、講師から、授業のポイントの解説。講師といっしょに問題を解いてみることもあります。
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4、次に、自分ひとりで問題を解いてみます。講師の解説、いっしょに解いた問題を参考にします。
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5、解けないときには講師からヒントをもらいます。講師はすぐには答えを教えません。
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6、もう一度ひとりで解く。講師からのヒントをもとにして、もう一度自分ひとりでチャレンジします。解けるまで、くり返されます。

以上が明光義塾で説明されている大まかな授業の流れです。非常に理想的な流れであると思いますし、これができれば自学自習の習慣も確立されていくでしょう。

問題は、この流れがスムーズにいかないな場合があるということです。

問題点としては、
◆前回の確認をやってもできない・・・
◆一人で説いても分からない場合、考えずにわからない、教えてと言ってしまう・・・・
◆同じ問題を繰り返し説くことを嫌がる・・・・などです。

これは講師の誘導、生徒の勉強の姿勢と双方の問題があるわけですが、講師の誘導が悪ければ、教えて教えてとなって子供が甘えて考えようとしなくなるでしょうし、子供の勉強の姿勢がなっていないと、教えてくれるのが個別指導だろうとなって、自分で考えようとしなくなる。

理想的な授業の流れ、それを活かすのも殺すのもどうありたいかという姿勢、先生と生徒の姿勢にかかってきそうです。