個別指導塾が増加する理由
明光義塾のようなフランチャイズの個別指導塾が増加する理由について、経営者側のメリットから考えてみよう。
まず、集団授業(一斉授業)と比べると、講師の確保が容易であることが挙げられる。個別指導の場合は、一度に数十人の生徒を指導する集団授業と比べ、指導技術は特に必要ないとされる。集団授業は、教える単元の習熟度だけでなく、話術や人間的な魅力なども要求される。そのため、教壇に立つまでは一定期間の研修を設けたり、検定試験を行う塾もある。
一方、個別指導の場合は、集団授業ほどのスキルも必要なく、指導マニュアルがあれば、研修はあまり必要ない。経営者からすれば、研修が少ない分運営コストがかからないわけであるし、学生側からしても手軽なバイトとしても人気がある。
仕事が簡単 → バイトとして人気 → 採用コストが安くすむ
研修の必要がない → 運営コストが安くすむ
といった両者にとってメリットがあるシステムなのである。
そうなると、問題は「講師の質」である。
もうおわかりだと思うが、全体的なレベルは集団授業よりかは低いといえる。これは、質が悪いという意味ではなく、研修などが充実していない分、先生個人の力量に頼ることになる。つまり、当たりはずれがあると考えるべきであろう。
こういった状況から、最近では研修に力を入れた個別指導塾なども増えてきているのも事実だ。いずれにせよ個別指導塾に通わす保護者にとっては、いかに生徒にあった講師を見つけるかが大切となる。